富士山2

kanakujira2007-07-31

右足が左足より前に行くとずき〜んと痛む・・・。

なるべく左足によせるようにしか登れない。

後から登ってくる人の迷惑になってるんじゃ?

一緒に登ってる二人の足手まといになってるんじゃ?

悲しく、つらい気持ちで登る・・。





コノヤロコノヤロッ


という気分で無理やりがしがし登る。

股関節なんて外れてしまえ!!!


コノヤロコノヤロッ






痛い・・・
痛いよ〜
え〜んえ〜ん




そんなとき
「ペースはやいよ〜。もっ〜とゆっくりね〜」
と、まるくんに声をかけてもらう



なのに


「だって痛いんだもん(泣)!!」
と、説得力のない反抗。



でも同時に
「ゆっくりでいいのか〜」
と安心する。




角をひとつ曲がっては立ち止まり、
ふたつ曲がっては座り込み、
股関節をだましだましゆっくりとすすむ・・・。



すれ違う人と「こんにちは〜」と声を掛け合い、
「もうすこし〜」
「がんばって〜」
と励まされる。


見ず知らずの一瞬すれ違った人の言葉に泣きそうになる。

でも涙をこらえて一歩ずつゆっくり登る。



まるくんがリュックを持ってくれた。
ダ〜リンが後ろから押してくれた。
二人に助けられながら登り続けた。



新7合目を半分くらい登ったところで、すこしずつ歩き方がわかってくる。

股関節が痛まないように、他の部分に負担をかけないように、ぜぇぜぇはぁはぁしないように、楽に楽に登る。


調子が出てきたぞ〜と思ったら・・・

「ふらふらする」

ダ〜リン酸欠で唇真っ青!!
酸素を吸ったらあっという間に回復。

おそるべし高山病。


酸欠ダ〜リンと股関節の痛い私。

いやな夫婦だわ。




つづく。