富士山7

kanakujira2007-08-07

さくさくと降りつづけると、しとしと雨が降り始める。


楽しみにしていた「砂走り」へ到着〜。


ふかふかの軽石の砂がつもった坂をびゅんびゅん走って降りていく・・らしいけど。




けっこうきつい〜!!!

走ることにはかわりないし、大きい石に気をつけなきゃないし、足に小石が入る入る入る。


ぜぇぜぇしながら靴を履きなおしていると、英語で話しかけられた。

バスターミナルはこっちですか?

と、言っているらしい。

「いえ〜す」

と答えたものの、よくわからないので海外出張を数多くこなすまるくんに通訳してもらう。


トルコからきた22歳の女の子。
インターンシップで日本にきている。
同じ職場研修している友達3人と一緒にきたけどはぐれて迷子になったらしい。
他の3人は男の子。
携帯を持っている友達は一人しかいなくて、なんと充電切れ。


私たちと同じ駅からきたというので同じ登山口だろうと一緒に降りることに。

んが!!

途中で「新富士駅」ではなく「新宿駅」だったことが判明。

×新富士駅からバスにのって富士宮口に来た
新宿駅からバスに乗って御殿場口に来た

「山小屋でまってるからね〜」
と、先に下りた友だちとはちがう登山道を進んでしまったらしい!!


な〜んてことだ〜!!!

御殿場口五合目の山小屋の電話番号をゲットし、かけてみるとそれらしき外国人男性グループがいるとのこと!!!

女の子と代わって話をする。

また少し登るけど1時間くらいで御殿場口に行けるようなのでそこまで一緒に行こうということに。


んが!!!!

今降りてきた道は砂がふかふか。
登っても登っても前に進まない!!

「もう無理!!!」

と、当の本人がギブアップ!!!

無理ないよ〜。
昨日の夜10時から登りだして夜通し登ってたらしいし。
ありえないくらいの軽装だし。

3人と合流するのはあきらめて私たちと一緒に新幹線でかえろうと提案。

品川まで新幹線で一緒に行けば、そこから彼女の住んでいるところには乗り換えなしで帰れる。

うんうんと大きくうなづいて友だちに連絡。


「私はそっちに行かないで日本のファミリーと一緒に帰るわ」

だって。

どんな家族構成だろww


思いがけない「旅の道連れ」を見つけて、
たどたどしい英会話を楽しみながら楽しく降りてきました。


だんだん雨は激しくなってきたけど、とっても楽しかった☆

バスと新幹線を乗り継ぎ、品川に到着。

女の子とはそこでお別れ。

バイバ〜イ。今度は迷わないでね〜。

とさよなら。

私たちはバスの時間までビールで乾杯!!


今まで飲んだどんなビールよりもおいしい!!!!!

最高だ〜!!!!!



ってことで、私たちの始めての富士山はおしまい。

「もう登りたくない!!!」

と、思ってたけど時間がたつと

「もう一回くらい登ってみようかな?」

って気になるのは富士山の魔力にとりつかれたってこと??


今度登ることがあったら次はぜひ山頂からはがきをだすぞ!!


お〜!!!